Waltz for Debby / Bill Evans

アマゾンでハロプロ以外のジャケを色々見てるときにこのCDのインフォメーションを見てひさぶりに聴いてみました。

ジャズへの興味はほんの一瞬だったけど、これもその時ビル・エバンス自体もよく知らずピアノメインだということで選んだような気が。はたまた“コレを聴け”みたいなのどっかで読んで買ったのか、まそんな風になんとなく手にした一枚です。

タイトル曲『Waltz for Debby』はやさしいピアノの旋律ではじまるワルツ。
姪っ子(たぶん名前は“Debby”なんでしょうね)のために作られたかわいらしい曲ですが、進むにつれジャズらしくスイングしていきます。名コンビといわれたベーシストのウッドベースもうなってます。
この辺はやっぱかっこいいジャズそのものなんですか、何より聴いててジーンとしてしまうのがライブ盤なので当たり前なのですが、ほんとにライブな音が聞こえるところ。
例えば演奏する人の楽器にぶつかる指の音、はじかれる弦そのものの音、観客の座っているであろうイスの音、グラスの音、拍手、ざわめき、歓声…
そんな当時の音がそのまま演奏と一緒に録音されているのです。
なので、これを明かりを暗くして聴いてると自分がその場で聴いているような気分に浸れます。
目を開ければそこで演奏してそうな……。
40年以上も前の技術を考えるとこれもまた凄いことかもしれません。

Waltz for Debbyの画像
Waltz for Debby
Bill Evans

ニューヨークのジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」での
ライブ録音(1961.6.25)