ギョーザに罪はないのにね

日本中ギョーザパニックですね。
中毒症状の届け出件数も第一報から時間がたつにつれ桁違いに増えてます。
でもそのうち今回と同様の原因と特定されるのがどの程度有るんでしょう。
今となっては食べたのがどこのギョーザか、具合の悪くなった原因が何か
確認するすべがない通報もあるのではないかと思います。
そしてマスコミも回収対象となっている製品を周知することにのみ徹すれば良いのに、
例によって必要以上に消費者の不安を煽ってる節も有り、
ちょっとでも心当たりのある(ex.被害者の出た地域、被害者と同じ症状を経験した、
ギョーザを食べた、中国製食材を含む食品を食べた など)人は
『私も?!』『私もそーかも;』みたいな事になっちゃってる気もします。
もはやこれは集団ヒステリーと言ってもいいのでは。
“ギョーザ”などそのスイッチになっちゃってる言葉をキーワードに報道してる
マスコミが一因かと思います。風評被害も同様ですよね。
混入の経緯がはっきりしない今の段階では単に“食品混入薬物中毒事件”でも
いいのではないでしょうか。ギョーザに罪はないのだし。

消費者としてはここはひとつ冷静になって、
何に注意すれば良いのか整理してみたら良いと思います。

今回の被害で原因の毒性物質が検出された製品は
・「CO・OP手作り餃子」(千葉県)
・「中華deごちそうひとくち餃子」(兵庫県
今の所この2品目です。
他の製品は検査中で結果は今現在は発表されていません。

でこのふたつの餃子の製造元として特定されている工場は
・中国河北省 天洋食品

そしてどういう経緯で毒物が混入したのかが解るまでの措置として
混入の可能性が一番高い同じ工場で作られた食品で
回収・販売中止=“混入の可能性があるので今は食べてはいけない製品”が
リストアップされ厚生省のサイトなどで公表されています。

私達消費者がすべき事は、上記の情報をきちんと確認して、
まずは自分の家で保存されている食品をチェックし、
買い物に行く時も情報に照らして、
とにかく今は“混入の可能性がある食品を食べない事”。
この事さえ注意していれば今回の“食品混入薬物中毒事件”に巻き込まれることは
ないように思います。

ここまで大騒ぎになるのは食品偽装事件で消費者が食にたいして
神経質になってるからだと思いますけど、
残留農薬など食の安全性の問題と今回の“食品混入薬物中毒事件”を
一緒くたに考えるのは、今はまだ時期尚早と思います。