『ハロプロ温故知新』その6

藤本美貴 FIRST LIVE TOUR 2003 SPRING 〜MIKI(1)〜の画像
藤本美貴 FIRST LIVE TOUR 2003 SPRING 〜MIKI(1)〜
2003/06/18リリース

シリーズ6回目は、ミキティこと藤本美貴さんソロライブDVDです。
当時、会社の人がかわいいかわいいと嬉々として着メロにしていた記憶があります(たぶんロマモー)。私の第一印象はかわいいけど生意気そう。あややに比べ近寄りがたいクールな感じがしたのでした。

2003年3月2日の Zepp Tokyo でのライブ全体の印象は、今までハロプロや娘。さんのライブしか見てなかったせいか、どうしても寂しい感じがしてしまいます。
冷たい色彩のセットやライティングのせいもあるかもしれませんが、とくにロックっぽい曲を熱く歌うミキティより後ろの空間の静けさ、その温度差が気になって気になって。他のソロメンのライブも見た事がないけど、ソロの時くらいバンド入れても良いのにと思いました。

そんでミキティはといえば、もうなんつっても、歌、上手い! 
とてーも安定感のあるボーカルで、聴いてて気持ち良いくらいです。
一瞬口ぱくかと思っちゃいました。

『結婚しようよ』はイメージじゃないっていうか野暮な感じがしたけど、
逆に『SHALL WE LOVE?』はとってもミキティのキャラに合ってますね。
強がりな女の子っていう感じが。
『大切』は最後のふたつのセリフ落ちに、曲そのものに感動しちゃいました。
これもミキティのキャラが生きてるっていうのかな。
『ケーキ止めました』や『涙girl』などのロックナンバーは、声質にハマりすぎてミキティの凄みの部分がソロだとより強く出てしまってるよな。カッコかわいいというより、ま、大袈裟に言えば怖いって感じw;
それが『ロマンティック浮かれモード』などのスイートなナンバーや『銀色の永遠』などのバラードでは持ち味となってキラキラと輝いてますね。
そういう意味で、このライブのラストパート、『ロマンティック浮かれモード』からアンコールの『幼なじみ』のところはミキティの魅力が溢れてて良いです。
派手派手なカゥボーイハットの衣装も似合ってます。

このライブ中のMCでも触れてますがこの数カ月後にはモー娘。の一員となるミキティ
そして今となっては埋もれがちな彼女の実力や魅力。
それはもしかしたらいわゆるモー娘。らしさからは懸け離れたものかもしれませんが、
だからこそ、今そのパワーを娘。のなかで最大限に活かして欲しいなと、
じゃなきゃ、ソロを解消した意味ないじゃん、って、
こんだけのライブをこなしてるのを見て、つくづく、思います。

そんでなんつってもミキティの歌がいっぱい見れて聴けるのが何より嬉しい、ライブV。
今のミキティでもこんだけの曲数歌ってるとこホントは見たいんだけどな…
と思うのは私だけ?