『ハロプロ温故知新』その8

セカンド モーニングの画像
セカンド モーニング
モーニング娘。
1999.7/28リリース

今回はアルバムとして評価の高い『セカンド モーニング』です。
例によってアルバムの曲順どおり一通り聞いてみました。

アルバム全体のイメージは一曲目の『NIGHT OF TOKYO CITY』に象徴される“都会の夜”、
そして等身大というよりかなり背伸びした女の子な感じ。
このアルバムが高評価なのはこのあたりが初期の彼女達が好きな人の好みにあったからでしょうか。

曲としては12曲中はんぶんの6曲はリミックスやシングル曲ですし、
そのリミックスも元曲をしのぐほどではない気がするので、
音楽的にこのアルバムが評価されてるのは、不思議な気がしました。

音創りという点でクオリティ(ミュージシャンやエンジニアの質など)が高いのは解りますがそれが有無もいわさずぐっと響くのは、私には『好きで×5(かけるファイヴ)』だけ、この一曲だけでも凄いと言えるアルバムかもしれませんが、でもシングルじゃなくてアルバムですもんね。

なんでこうもこのアルバムが私の中でピンとこないのかと考えると、やっぱ私にとってのモーニング娘。は、五六期のいる今のメンバーだからってのもあるかも。
いくら過去のライブやアルバムを見てもどこかリアリティないですし、そのぶん思い入れも違う、
そのせいなのかなと。

アルバムを聞くのはこれで3枚目ですが、私にとって今のところアルバムNo1は『愛の第六感』で、アルバム曲ベスト1は、がきさんの歌いだしではじまりミキティやよっちゃんの声の聞こえる、『声』だなぁ…と、こんな風に思うのも温故知新ならでは。
7年もつづいてるグループのその楽曲を聴くにも、切り口は様々なのです。