アルバム『ダブル レインボウ』レビュー

 ダブル レインボウの画像
 ダブル レインボウ
 松浦亜弥

10月10日リリース、
松浦さんの最新アルバムレビューです。
辛口&ネタバレ有り、ご注意を。

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もうひとひねり欲しかったというのが正直な感想。
コモリタミノル、小林建樹など作家陣をそろえてお膳立ては充分だったけど
それをコントロールする人がいなかったか。
サウンドプロデュースもボーカルプロデュースももう一息って感じ。

モリタ氏の『HAPPY TO GO!』はまんまSM●P、
もう一方はいかんせんテーマ・アレンジが・・・
いったいなんてオーダーしたんだろうと思う。
タイトル曲の『ダブル レインボウ』は
21歳の亜弥ちゃんにはあまりに大人っぽすぎる。
詩の世界だけ言うと団塊の世代の歌みたい・・・
あとはマイリトルラバー?タカミー?って感じの曲がちらほら。
灯台』が今のところのイチオシソング。
『女 Day by Day』がナンバー2かな。(コモリタ氏っぽいけど)

まったくあやや的でない歌い方をしていた曲には可能性を感じたけど、
最先端の音楽が10年先を行ってるとするなら
この中の音はそこからさらに20年は遅れてる感じ。
また売りたいターゲットが明確でないのはそれが目的じゃないからか…
そういう意味でこれが即結果(セールス)に結びつくのは厳しいのでは。
でもこーゆー曲を歌いたいたいんだって気持ちはすごい伝わって来た。
亜弥ちゃんはそんな歌手としての道を歩きはじめたんだなと。
『Naked Songs』からそのスタンスは明確で頼もしい。
あとは色んなことがシンクロすればいいんだよね。期待してる。

ジャケはあれなんで虹が見える様にレイアウトしなかったんだろう。
単に背景の写真反転すれば良い話じゃんね。
で亜弥ちゃんのビジュアルは生っぽい(背景のトーンと合ってない)。
なら画像処理して馴染ますかパロディ的に大げさにずらしちゃうとかしないとね。
タイトルもでかい。まぁディスクも含め詰めが甘いのよね。いつものことだけど。