違法着うた、ダウンロードの違法化

今日もこのニュースがヤフトビにあがっていた。

【引用始まり】 ---
『反対意見多数でも「ダウンロード違法化」のなぜ』

「ダウンロード違法化」が不可避に――12月18日に開かれた、
私的録音録画小委員会」(文化庁長官の諮問機関・文化審議会著作権分科会内)で、
「著作者に無許諾で動画や音楽をアップロードしたサイト(「違法サイト」)からの
ダウンロード(※注:「ニコニコ動画」「YouTube」などでのストリーミング視聴は
含まない)を、著作権法30条で認められた「私的使用」の範囲から外し、
「違法サイトと知ってダウンロードした場合は違法とする」という方向性が
まとまった。(12/19 ITmediaニュース)
【引用終わり】 ---

記事によれば、違法化の急先鋒は“日本レコード協会専務理事の生野秀年委員”、
それに反論するのは“IT・音楽ジャーナリストの津田大介委員”。

それぞれの言い分をかいつまむと・・・

生野委員は、
違法サイトからのダウンロードでレコード業界の利益を侵害されているから
取り締まりを強化したいというところか。

一方の津田委員は、
現在すでにあるサイト側の方を取り締まる送信可能化権を行使すればよい話、
レンタルCDからリッピングすれば安価に着うたを作成できる環境もある中で、
違法サイトからのダウンロードを違法化しても、
音楽の売り上げが5倍・10倍になることはないだろう、という。

レコード協会としては、CD全体の売り上げが急激に落ち込む中で
急成長している着うたの売り上げを少しでも守りたいということだろうが、
違法であれ着うたユーザーがCDの潜在的ユーザーということを
見落としているのではないだろうか。
ラジオや有線などで流されてる音楽と同じことと思うのだけど。
YouTube」などの動画サイトと同様にアクセス数があればあるほど、
下手なプロモーションより、その影響力は無視出来ないだろうに。
音楽業界の利益の為には音楽ファンを増やさなきゃいけないのに
その機会を自らつぶしちゃってるってことになるのでは。
ホントに売り上げを増やしたいなら音楽業界の活性化とその質に留意すべきと思う。
そしてそこで本当に音楽を愛するファンを育てる事をしないと
津田氏の言う様に結局はイタチごっこに始終するだけだと思うけどな。

違法サイトからダウンロードしつづける事で
愛する音楽が世の中からなくなっちゃっても良いの?

ってことの意味がちゃんとわかる人なら
音楽にお金を払うってことがどういうことかわかるはずだもん。