黒美貴ちゃん(ミュージカル『グリース』レビュー)

青山劇場で『グリース』昨日の昼公演、見て来ました。
以下その感想など。

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『グリース』と言えばアメリカ50thシュチュが山盛りのミュージカル。
ストーリーがとてもありきたりなのでもうそれしか見所はない感じというか、恋に遊びにすったもんだしてるティーンの上滑り気味なお話は、大人的には興ざめなところがなきにしもあらずなので、好き嫌いもあるかもしれませんが、私的には大絶賛とはいかないかも HAKANAのような不思議な恋のお話の方が好みなので。歌もオールデーズを日本語歌詞にしたもので、そこも私的にはちょっと抵抗がありました。
そんなこのミュージカルの見せ場はスピード感のあるダンスシーンでしょうか。オールキャストによるめちゃ早いダンスは迫力ありました。
今が旬の生田斗真さん(舞台の上ではサスガの存在感でした)主演にしてはちょっともったいなかったかな…と。彼には軽めのミュージカルよりもっと深いお話の舞台の方が合うような気がします。
沙也加さんも歌は上手だったけどアメリカンなシュチュにいまひとつ似合ってなかったかも。ってか私は日本人の役者がこういう洋物ミューを演じるのはどーなんだろうと思ってる人なので、彼女に限らず微妙に思いましたが; あ、あのダンスコンテストの場面で斗真さんの相手役を演った人は弾けっぷりが本場のヤンキーっぽくて良かったかも。

美貴ちゃんはこの中で沙也加さん演ずるお嬢様サンディの敵役不良娘リッゾだったので、他の役者さんがカラフルな衣装のなか、黒い衣装が多かったですw 言ってしまえばキャラままのハマり役なわけww だから凄むところとかタバコぷかぁ〜〜ってするところとか妙に堂に入ってましたね。歌も一幕二幕それぞれ1曲ソロで歌う場面があって劇場中にその声が響き渡った時はリボンの時を彷彿してジーンとしました。そしてこれはたぶんなんだけど女優陣の中でただひとり生足だった気が。 膝からくるぶしからアザっぽいのが見えたので。セリフは声は出てるんだけど時々明瞭さに欠けるところがあったかな。そうそうすっげー早いダンスにも食らいついてましたね。ハローでやってるとはいえミュージカルでやるダンスとは違いますし努力の跡を感じました。

客席はほぼ斗真さんファンと思われる女性がいぱいw そんな中私の席の周りはハロチケエリアだったのか男性客が固まってました

【引用始まり】 ---
ミュージカル『グリース』
【翻訳・訳詞・演出】菅野こうめい
【振付】リチャード・ピークマン
【出演】生田斗真、神田沙也加、藤本美貴、植木豪、赤坂泰彦、屋良朝幸  ほか
【東京公演】2008.10/20(月)〜11/4(火) 青山劇場 
【引用終わり】 ---