ALL or NOTHING のすすめ

北朝鮮のミサイル発射に対する国連決議の調整が難航しています。
各国の北朝鮮に対する姿勢の違いからより強い制裁をするかやんわり注意するかでそれぞれの主張が異なっているのです。

今回自国の安全を侵害され緊急の対応を余儀なくされた日本は当然強い制裁を望んでいます。でも北朝鮮と利害の一致する国はそこまでしなくて良いとの態度です。
日本と同調していたアメリカもここに来て態度を軟化させています。
国連での日本の立場は微妙になりつつあります。

だからといっていちばんゆるい対応に日本が妥協して良いのでしょうか。
他国の決定に反する事になっても、日本は自国の安全を脅かす行為を許さないという姿勢、たとえば日本の望む『国連決議』とならないなら席を立つくらい、強い意思表示をしても良いと私は思います。

自民党・坂本剛二組織本部長の国連のこの状況をふまえた「日本も『核を保有する』と言ってもいいのではないか」という発言は、世界で唯一の核兵器被曝国としては情けない言語道断の発言ですが、日本の姿勢を内外に明確に示すなんらかの方法はとってほしいと、仕方なしに一番柔い国連声明発表に諸手を上げてイエスというのは少なくとも避けてほしいと思うのです。