舞台『東京アリス』3連戦

今日(5/16)ようやく見られました。しかもお昼から3回公演ブッ通し
いやぁ〜サスガに3回公演目では座り疲れを感じましたが
もう明日千秋楽ではありますが、以下感想は一応隠します。

[:hide:]
この会場でのお芝居を見るのはこれで3っつめになりますが
今回のは見終わったあと思わず自分の事を振り返ってしまう作品でした。
演出や舞台セットの工夫もお芝居らしかったなと。
漫画原作だからって侮れませんでした。

M-Lineの面々では梨華ちゃん演じる“ふう”がダントツ印象的でした。
てゆーか3人の中ではというよりお芝居全体でもほんと目立ってました。
コメディなキャラが合っていたのかもしれませんが“ふう”を非常に生き生きと演じてて勢いありました。シャネルのバック目指して新宿に着いてから目隠しをするまでの早口で語る部分はセリフをしっかり言ってたし聞き取れたし思わず拍手したくなるくらい良かったです。んでも3回目ではよしまこが携帯でフザケテてついそっちを見ちゃいましたが
エンディング近くのコロっと表情が変わるところもすごい変化で感心させられるとともに多いに笑わせていただきました。こりゃマランドロも期待しちゃっていいかもしれません。
吉澤さんは役のキャラが遠すぎだったのか、お嬢っぽい服やセリフも普段の吉澤さんを払拭しきれてなかったかも。あわやキスシーンか?っていうあの場面はドキリとしたけど。あとルー大柴つながりか他の役者さんも巻き込んだ英語でのアドリブ連発も良いアイデアでした。あーゆーのが吉澤さんの真骨頂だよなと思いました。あーゆーのが生きる舞台をもっとやってほしいですね。
麻琴は年齢的にちょっと背伸びしてる感じがしちゃったのも吉澤さんと同じ理由かな。

他の役者さんでは木下智恵さん演ずる理央がふうの恋話をひとりだけ無言・無表情で聞いている場面が印象的でした。あの場面での理央の態度の違和感が、次の占いの場面で観客に知らされる彼女の心情に説得力を加えてると思うのです。あとストップモーションで時間経過を表現したところも面白かったし、出来事の結末にもちゃんと伏線が貼られててすんなり飲み込めたし、この辺は脚本&演出の方の力を感じました。

初回公演の後にはトークショーがあったのですが、登場したのは吉野さん石川さん吉澤さん、司会は峰雄役の方でした。
で、このトークショーでは吉澤さんのらしさ炸裂で、ふうが劇中で着けているピンクリボンつきカチューシャを着けて登場し、舞台セットにイス代わりに座るとジーンズだったのを良い事に足を広げて座るし、あげく観客を吉澤牧場の檻のなかに入れてくれちゃいました このあたり劇中の円城寺牧場の吉澤さん的解釈が垣間見えるような。 ほんと大人なんだか子供なんだかわからない人です吉澤さんて。

【引用始まり】 ---
舞台 『東京アリス
2009年5月8日(金)〜17日(日)
全労済ホール スペースゼロ(東京)

原作:稚野鳥子講談社東京アリス」Kiss連載中)
脚本・演出:大木綾子(フジテレビドラマ制作センター)
主催:アップフロントエージェンシー/スペースクラフト

キャスト:
有栖川ふう(OL) 石川梨華
円城寺さゆり(画廊勤務) 吉澤ひとみ
羽田みずほ(少女漫画家)  小川麻琴
桜川理央(心療内科医)  木下智恵(北区つか劇団)
乙一りり子(占い師) 吉野紗香(スペースクラフト)

円城寺公子(さゆり義母) 栗山絵美(スペースクラフト)
加藤めい(ふう姉) 清水由美子(スペースクラフト)
加藤峰雄(ふう姉旦那) 三浦祐介(北区つか劇団)
鈴原亜矢子(奥薗元カノ) 佐々木もよこ(スペースクラフト)

奥薗(ふう上司) 相葉健次(メンズノンノ
小田桐(ふう同僚・求婚者) 赤塚篤紀(スペースクラフト・元北区つか劇団)
翡山(ふう同僚) 川畑博稔(北区つか劇団)
渋谷(ふう同僚) 井上賢嗣 (北区つか劇団)
日置(ふうストーカー) 時津真人(北区つか劇団)

泉(理央同僚) 相良長仁(北区つか劇団)
陽ちゃん(みずほ彼) 渡辺昇(北区つか劇団)
【引用終わり】 ---