尖閣諸島沖中国漁船衝突映像流出の顛末に思う

誰かやったとかよりどうしてこうなったかの方が気になります。
衝突事件の一連の政府の対応には世論の多くが否定的ですが、その根っこにある不満がこの画像流出事件につながったのではないかと思うのです。
もしももうちょっとうまく(対国内的にも対国際的にも)政府がこのことに対処していたら、こんなことにはならなかったんじゃないでしょうかね。
実際、あのタイミングでの中国漁船船長の釈放はその責任のありかたも含めぐだぐだで目もあてられなかったし、日本人としてほんと情けない気持ちになりましたもの。おそらく多くの人がそう感じたのではないでしょうか。
せめてそこで政府がその気持ちをくんで日本のプライドを守る明確なアピールを公にしてくれたら良かったのに、一部国会議員だけで映像をみてそれぞれが四の五の言っても結果的に無意味だったのです。また中国の仕掛けた地雷を踏まないようにって及び腰だったんでしょうけど。

にしても海保も公安も情報セキュリティ管理ってどうなっての?って、対外的にはそっちも大問題ですよね APECもヒヤヒヤものです
システムなど物理的なこともそうですが、どんな国家の一大事も人の関わることなので、行き着く先は結局、かの戦国武将武田信玄の名言となるのかもしれませんね。
そういう意味では日本は盤石なはずだったんだけどな。

【引用始まり】 ---
「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」

(どれだけ城を堅固にしても、人の心が離れてしまったら世を治めることはできない。情けは人をつなぎとめ、結果として国を栄えさせるが、仇を増やせば国は滅びる)

(出典:wikipedia 武田信玄 4.1 名言 より)
【引用終わり】 ---