『篤姫ナンバー1』レビュー

akedayo2012-04-08



今はなき新宿コマの近くの劇場で『篤姫ナンバー1』を見てきました。
もっと人稲を想像してたけど2〜30人はいたかな。
こじんまりしたスクリーンの小さめの映画館だったけど。


以下映画の(どちらかというとネガティブな)感想を。
ネタバレあり&まだ上映期間中なので一応隠します。




まぁこの映画の情報が出たときに予想していたことではありますが、
その予想に違わぬ、石川さんの江戸言葉芝居と中澤さんの凛々しさと
ドレスアップした吉澤さんの美貌のほかは見所が・・・な作品に感じました。


一番残念なのはアイデアを映画として落とし込むことの中途半端さかなと。
このお話を映画にするべき意味がスクリーンを通じて感じられなかったのです。
あとは撮影の技術とか演出も意味不明で引っかかっちゃうところも多かったですし、
ストーリーもメインのテーマやストーリーよりほかの部分が多すぎて
肝心のところがボヤけちゃってて感情移入もできなかったし。
例えばひとつの映画の中でふたつの時代が登場するなら
その空気の違いが映像から匂うくらい描き分けてないと、
導入部からしてその呈をなしてないというかなんというか・・・。


まそもそもあの客入りでは映画での収益は期待してないんだろうなぁ・・・。
コンテンツつくってそれで済んじゃってるんでしょうね。
プログラムもたった4ページで、撮影中のエピソードとか監督談の声もなかったし、
映画を見に来る人のことはあまり考えられてないように思いました。