6thアルバム『愛の第6感』のレビュー



モーニング娘。6thアルバム『愛の第6感』のレビューというか感想です。
シングルになってないアルバムオリジナルな曲について書きます。


ではさっそく………


『すき焼き』
はたしてこういうまんま沖縄音楽風の世界が娘。さんに必要なんだろうかと。
同じ沖縄をイメージさせるならもうちょっとマッタリした世界の方を
聴いてみたいと思う私です。


『春の歌』
これは間違いなく今年の私的ベスト3に入る名曲ですね。
大人チームの声も曲に合ってるし、
ちょっと質の違う梨華ちゃんの声もなんかアクセントになってるし。
最後のスキャットの所にもうひと工夫の余韻があったら完璧ナンバー1。
や、それでもナンバーワンに限りなく近い一曲です。


『直感〜時として恋は〜』
まあ、これはこれで… ライブに良さげ。
でもプレイリストにはたぶん入れないなぁ…ヘビーローテするにはキツイかなと。


『独占欲』
これもカッケー一曲です。ラップと大人っぽいメロディとかの組み合わせが、Do it! NOW っぽい。
がしかし時折聞こえるつんくさんのラップが気になってしょうがないんですけど。
ほかの曲とかでもにそうなんだけど、それが良い悪い以前に現実的すぎるんですよね。
まあなんか事情があんのかわかんないけど、娘。さん以外のコ−ラスの声は誰だかわかんない方が
すんなりその曲が聴けるのに。せっかくの曲の雰囲気がもったいなくないか?
それと曲のタイトルが…


『レモン色とミルクティ』
これはちょっとこどもっぽくないですか?ベリーズのほうが似合いそう。
それにこういうオールディーズっぽい曲も好みじゃないので…


『 声 』
うん、これも良い。
ややノイジーな音が聞こえはじめた時に、ボニピントーレ・ヨハンソンさんの音を思い出しました。
2コーラス目がその雰囲気をより色濃く感じます。
ボーカル、もすこしいつものくせを押さえて別のニュアンスつければ新境地だったかも。


『 Help!! 』
『 Ship To The Future 』
この2曲、ミュージカルの曲ならスタジオ録よりライブテイクで聴きたかったな。
コーラスも迫力もスケール不足かなと。


女子かしまし物語2 』
シングルバージョンよりこっちの方が曲のコンセプト通りまとまってる気が…
詩も面白いし解りやすいし。なんでこっちがシングルじゃないのか不思議。


< ま と め >
おおむね良曲がそろったアルバムといえるかもしれないけど全曲通して聴くのはちと辛いです。
ましてファンでない人にこれを買って聴いてもらうのはかなり厳しいのでは…
『春の歌』『声』あたりの世界でまとめて“へぇ〜こんな曲もやるんだ”っていうアルバムなら、
“シングル苦手だけどアルバムは良いよね”って、評価もありだと思うんだけど…
あんまそう言う意識ないのかもしれないけど…
その辺ってどうなんでしょう。アルバムの位置付けがいまいちわからない。
あとボーカルプロデュースをもっとじっくりやって欲しかったかな。
曲のタイプが色々あるわりに歌ってる人の組み合わせ以外、
歌い方に曲ごとの変化が感じられなかったです。
にしても『春の歌』良いなぁ〜 これシングルカットしてほすぃ〜っ!