『レコンキスタ』ってオルタナなんじゃないかなぁ(ハンアン新譜レビュー)
- アーティスト: HANGRY & ANGRY-f,角田崇徳,つんく♂,Ricky,THE LOWBROWS
- 出版社/メーカー: GOTHUALL
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: CD
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まずはタイトル曲『レコンキスタ』について。
ハンアンの今までのアルバムプロモーション楽曲を思い浮かべると、
ロックでこそあれ、それぞれ音楽性が異なってるなと思う訳。
1st『Kill me Kiss me』(以下キルキス)はヘビメタ、
2nd『Top secret』(以下トップス)はデジロック、
で今回の『レコンキスタ』はオルタナと。
どの辺がオルタナと感じるのかというと、
まずは冒頭のダンダンダダンとたたきつけてからキーンっと弾けるギター音は
ニルヴァーナの"Smells Like Teen Spirit"を彷彿とするし、
ところどころ聴こえるアコギとか、サビの背景で聴こえてる
古い手回しオルゴールみたいなふわふわした笛みたいな音とか、
ラジオから聴こえてるみたいなノイジーなボーカルとか、
そこここにアナログっぽい音が聴こえるとこが、っぽいなぁと。
だからって古い音をまま再現してる訳じゃなく、
キルキス・トップスがCGを駆使した映像とすると、
レコンキスタはあえてトイカメラで撮った映像みたいなこだわりを感じるの。
聴けば聴くほどそう思えてくる。
ふたりのバックボーンを思わせる歌詞ともいい具合にマッチしてる。
で、ハンアンのふたりも意見を出したという歌詞。
どの辺がそうなのか今までのふたりの発言から考えると、
震災復興支援を思わせるあたりが濃厚な気が。
歌詞で言うと、??コーラス目???の
♪今なら何ができるだろう 少しくらいは誰かのためになれる(要確認)
のあたり。
手錠が外れた今だからしたいってつながってるともとれるけど、
同じ様な事言ってる2コーラス目Bメロの
♪レコンキスタ 守りたい 素晴らしき世界を(要確認)
と比べると、上のとこは他の部分と言い方とかがちょっとちがう気がするから。
まぁタイトルには合致してるので自信はないけどね。
とつらつら書いたけど、
音楽性については好みあるだろうけどオルタナ好きには嬉しい一曲。
以下タイトル曲以外の感想。興味のある方だけ続きをどうぞ。
つぎに『Sadistic Dance (THE LOWBROWS REMIX)』(以下サディダン)。
デジロックというよりテクノかな。歌声とトラックの温度差感じなくもない。
これも好みの別れるところかな。
オリジナルのサディダンがとってもロックだものね。
このあいだのリキッドみたなところで爆音でDJプレイで聴くなら良いとおもうけど、
ライブアクトにはオリジナルのがやっぱ良いなぁ。
そして『恋愛レボリューション21 (H&A NeoAcid Version) 』(以下レンレボハンアン)。
これもまさに爆音推奨w
ヘビメタピースよりクールでカッケークラブサウンドっぽいからそれでこそ良さがわ
かる。
Aメロ部分がもっさりしてるのと、オリジナルがやっぱ鉄板すぎるので、
ライブアクト曲としてはどうかなと思うけど。
その意味でどっか躊躇しちゃうのがこの手のカバーの難しいとこ。
それでも毎回入れるのはやっぱプロモ時のネームバリューを期待してかな。
もともと覆面ではじまったユニットだから、ほんとはこーゆーのぬきで、
新しい世界を作って欲しかった気もする。
ふたりによるレコンキスタを成功させるために。
レコンキスタ(スペイン語:Reconquista)
718年から1492年までに行われたキリスト教国によるイベリア半島の再征服活動の総称
である。…中略…スペイン語で「(国土の)回復」を意味する。日本語においては、意訳
で国土回復運動(こくどかいふくうんどう)、直訳で再征服運動(さいせいふくうんど
う)とされる。(出典:wikipedia)